痛風(つうふう)とは
指導/
高田龍平 東京大学医学部附属病院薬剤部 講師


▼病気に関する基礎知識
 尿酸はDNAなどの成分であるプリン体からできる物質で、主に尿に捨てられます。体で作られる尿酸が多すぎたり、尿にうまく捨てられなかったりすると、血液などの体液に溶けきれなかった尿酸は結晶化し、激痛を伴う関節炎である痛風が生じます。尿酸値が高い成人男性に起きやすいのが特徴です。
病気に関する基礎知識
 血液中に尿酸が多い状態(7mg/dLを超えるものを、高尿酸血症とよびます)を放置すると、ある日突然、足の親指の付け根などの関節が赤く腫れて痛みだします。この痛み(痛風発作)は1週間〜10日ほどで次第に治まりますが、多くの場合、1年以内にまた同じような発作が起こります。繰り返しているうちに、発作の間隔が短くなり、体のあちこちに結節ができたり、腎機能の低下を生じたりすることもあります。
▼治療に関する解説
 痛風の原因となる尿酸を減らす薬(尿酸降下薬)としては、尿酸生成抑制薬と尿酸排泄促進薬があります。毎日服用し、体にたまった尿酸を減らすことで、痛風発作を予防します。
 痛風発作が起きているときには、コルヒチンや、非ステロイド性抗炎症薬、ステロイド薬を使います。発作中に尿酸降下薬を服用すると関節炎が悪化するため、症状が治まるまでは注意が必要です。
▼食事・運動などの生活における留意点
食事・運動などの生活における留意点 尿酸値を下げるためには、肥満を解消し、水分を多くとり、ストレスをためず、適度な運動をすることが重要です。また、プリン体を多く含む干物やレバー類、白子などの食品の食べすぎや、ビールなどの醸造酒の飲みすぎには注意しましょう。
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