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▼骨粗鬆症の治療薬の解説 |
デノスマブは、6ヵ月に1度の注射で、骨を壊す細胞(破骨細胞)の働きを強力に抑える薬剤です。効果が出るまでが早い特徴がありますが、骨からのカルシウム供出が強力に抑えられるため、カルシウムの血中濃度が低くならないようにカルシウムやビタミンDを併用して服用するのが一般的です。また、別の骨粗鬆症治療薬であるビスホスホネート同様、歯周病がある方、体力が低下している方では非常にまれですが、顎骨壊死(がっこつえし)という副作用が報告されていますので、普段から定期的に歯科を受診しましょう。さらに、デノスマブを中止すると急激に骨を壊す細胞の働きが活発になるので、中止する場合は、作用がしばらく継続するビスホスホネートへの変更が一般的となります。 |
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