慢性咳嗽(まんせいがいそう)とは
指導/小川晴彦
石川県済生会金沢病院 内科診療部長


▼病気に関する基礎知識
8週間以上 咳(せき)が出るからといって、風邪薬をむやみに服用することはお勧めできません。風邪はウイルス感染ですから、発熱、鼻水、咽頭痛(いんとうつう)などの症状を伴います。気道粘膜が障害されて咳が出ることがあっても、数日で軽快するはずです。全身症状が落ち着いているのに、咳だけが長引く場合(慢性咳嗽)は、風邪ではないかもしれません。
 また、咳には止めてよい咳と、止めてはいけない咳があります。痰(たん)の出る咳は、咳を止めるとかえって悪化するので、痰を減らすことで咳が減るように薬が処方されます。痰の出ない咳には、アトピー咳、咳喘息(せきぜんそく)、喘息などのアレルギーの咳や、逆流性食道炎に関連する咳などがあります。それぞれの診断に基づいて、内服薬、貼付(ちょうふ)薬、吸入薬などが処方されます。
▼生活における留意点
 咳症状が消失したときに、どの薬からどのように減量するのか、あるいは継続しなければいけないのかを必ず医師に確認してください。自己判断で治療を中断すると、病気が進行してしまうことがあります。また、枕や寝具は清潔になっていますか? エアコンのフィルターは定期的に掃除されていますか? アレルギーの原因となる物質が、居住空間に潜んでいるかもしれません。
生活における留意点
▼再発予防のための対策
再発予防のための対策 長引く咳も、いわゆる風邪がきっかけになることが多いようです。外出した後は風邪をひかないように、よく手洗いやうがいをしてください。体調管理にも気を付けましょう。
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