うっ血性心不全(うっけつせいしんふぜん)とは
指導/平光伸也
平光ハートクリニック 院長


▼病気に関する基礎知識
うっ血性心不全の原因となる疾患 心不全とは、心臓が全身で必要とするだけの血液を十分送り出せなくなった状態です。その結果、肺や全身に血液が停滞してしまいます。この血液が停滞した状態を『うっ血』といいます。肺にたまれば肺うっ血、全身にたまればうっ血肝や浮腫(ふしゅ)となります。心筋梗塞や心臓弁膜症などの心疾患が長く継続すると、心臓の機能が低下して心不全を発症してきます。残念ですが、心不全は治る病気ではありません。病気をよく理解して、長く上手に付き合っていくことが大切です。
▼食事・運動など生活における留意点
 食事で大切なことは、塩分の制限です。塩分の摂りすぎはうっ血を悪化させますので、1日6g程度にする必要があります。弱った心臓で運動すると悪いように思えますが、食事・運動など生活における留意点適度な運動をした方が長持ちします。しかし運動量は、心不全の程度により異なりますので、専門医の指導のもとに運動してください。一般的には、20〜30分くらいの散歩を1週間に3〜5回程度行うと良いといわれています。
▼再発予防のために
薬は毎日忘れずに! 心不全は再発しやすい疾患です。再発の原因としては、薬の自己中断、塩分や水分の摂りすぎ、過労などが挙げられます。また肺炎などの感染症を契機に心不全が悪化することもあります。心不全を予防するためには、毎日忘れずに薬を飲み、専門医の指導に基づいた正しい生活習慣を身に付けることが大切です。
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