結核(けっかく)のくすり
指導/梶井孝洋
国立病院機構 山口宇部医療センター 薬剤部


▼治療に関する薬の解説(種類・副作用など)
 4種類の抗菌薬(イソニアジド、リファンピシン、エタンブトール、ピラジナミド)をはじめ2ヵ月服薬し、その後の4ヵ月は2剤(イソニアジド、リファンピシン)に減らすという計6ヵ月の治療が一般的です。
 ただしご高齢の場合には肝機能障害や発疹等の副作用が起こる可能性が高いため、はじめ2ヵ月はピラジナミドを除く3剤、その後は2剤を7ヵ月続ける治療を選択することも多くあります。
 薬の副作用としては、関節痛、体のだるさ、食欲不振、発疹、視力の低下等が起こりやすいものとなります。もしこのような症状が見られましたら、すぐに医師、薬剤師へ相談しましょう。
▼食事・運動など生活における留意点
規則正しい生活 規則正しい生活を送り、激しい運動、長湯、夜更かしなどは避け、疲労感が残らないよう十分に休養をとりましょう。
 1日3食バランスの良い食生活を心がけましょう。食事制限のある方は、制限をきちんと守ることが大切です。また、ときどき体重を量り自己管理をしっかり行いましょう。食後1時間は肝臓の血流をできるだけ増やし、副作用を起こさないために安静を心がけてください。
 タバコは肺にはもちろんのこと、のど、気管など体の多くの部位へ悪影響を与えますので禁煙しましょう。
食後1時間は安静 結核の治療薬を服用中は、飲酒をすると肝臓に負担をかけ、副作用が起こりやすくなります。禁酒をしましょう。
▼再発予防のための対策
 結核を完全に治すためには、結核の治療薬を一定の期間、確実に服薬することが最も大切です。しっかりと継続的に服薬を行い、自己判断でやめないようにしましょう。
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