糖尿病と心疾患−高脂血症のくすりを処方されたら−
指導/島田 健
和歌山県立医科大学第一内科


▼糖尿病で高脂血症といわれたら
 糖尿病になると、脳梗塞や心筋梗塞といった脳や心臓の血管が詰まってしまう病気になりやすくなります。また、糖尿病の患者さんの中には高脂血症の方が多く、その場合、血液が脂肪でドロドロになり、さらに血管が詰まりやすくなってしまいます。そこで、脳梗塞や心筋梗塞にならないためには、血中の脂肪成分を適切な量にコントロールすることが大切です。

▼高脂血症のくすり
 高脂血症には、コレステロールが高い場合と中性脂肪が高い場合の2つのタイプがあり、くすりにはそれぞれのタイプに合わせていくつかの種類があります。これらは脂肪分を控えた食事と定期的な運動を行いながら、きちんと内服するようにしましょう。

▼くすりの副作用と注意点
 筋肉がくすりによって溶けてしまう副作用(横紋筋融解症[おうもんきんゆうかいしょう])がまれにみられることがありますので、内服してから力が入りにくくなったり、筋肉痛や尿の色が急に赤褐色になった場合は、早急に医師や薬剤師に相談してください。また、肝臓や腎臓に副作用が出ることもありますので、はじめのうちは血液検査で異常がないかチェックしてもらいましょう。
 のみ合わせによって、効果が強くなったり、弱くなったりするくすりもありますので、新たに処方される場合には、医師や薬剤師に相談してください。また、グレープフルーツジュースによって作用が強くなるくすりもありますので、くすりを受け取る際は十分説明を受けましょう。


制作:株式会社ライフメディコム/情報提供:株式会社スズケン

>> ご利用規約
株式会社スズケン