勃起機能障害とは
指導/永尾光一
東邦大学医学部泌尿器科学講師


 勃起機能障害(ED)とは「満足のいく性行為に十分な勃起を達成できない、もしくは維持できないこと」で、日本の患者数は1,130万人以上と多く、決して恥ずかしくない病気です。

▼疾患の基礎知識
 EDは、身体に問題のない心因性と問題のある器質性に大きく分けられ、さらに器質性は、血管性、神経性、内分泌性、陰茎性に分類されます。
 治療としてまず考えられることは、ED治療薬(バイアグラ®、レビトラ®)の内服治療とカウンセリングです。ED治療薬が効かない場合は、陰圧式勃起補助具、陰茎海綿体注射、男性ホルモン補充療法、陰茎形成術、血管手術、陰茎プロステーシス手術などがあります。
 ED治療薬を処方された場合は、「適正にご使用いただくためのパンフレット」を必ずお読みください。特に、性行為程度の運動ができない人(階段を3階まで上ると息切れする人)、肝硬変、低血圧(90/50mmHg未満)、高血圧(170/100mmHg以上)、脳梗塞・脳出血・心筋梗塞を起こしてから6ヵ月以内の人、併用してはいけないくすり(心臓病のくすりなど)を服用中の人は、絶対にのんではいけません。
 また、性行為の1時間前にのむこと、性的刺激や興奮がないと効かないこと、飲酒時は効かないことがあることなどをご理解ください。

▼食事・運動など日常生活の注意
 高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙、ストレスなどが動脈硬化やEDの原因となります。食べすぎや塩分の取りすぎに気を付け、適度な運動(疲れるほどの運動は避けてください)と十分な睡眠を取ってください。

▼予防や再発防止のために
 心因性EDの予防や再発防止のためには、パートナーとの関係を良好に保ち、定期的な性行為をもつことも重要です。また、EDになりかけたら、早めに医療機関を受診し、治療薬などを使用して失敗を繰り返さないようにしましょう。


制作:株式会社ライフメディコム/情報提供:株式会社スズケン

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