つらい鼻の悩み〜くしゃみ、鼻水、鼻づまり
 


 

気づけば鼻を吸っている、鼻が詰まっている、鼻がツーンと痛む。花粉症の季節はもちろん、季節は関係なく鼻がつらい。鼻がつらいと勉強や仕事に集中できなかったり、口呼吸をするようになって喉を痛めたり、寝付きが悪くなったりと、普段の生活に大きくマイナスになることがあります。「ただの風邪」「一年中こんなもの」と見過ごされがちな鼻の病気。適切な治療を受けましょう。



  こんなにあるの!?鼻づまりの原因。
   

鼻づまりとは、下記のようなことが原因で鼻腔(びくう:鼻の穴)が狭くなり、呼吸がしづらくなった状態。医療機関で受診し、適切な治療を行うことが大切です。

  • 過剰な鼻水
  • 鼻の構造(斜鼻(しゃび※1)、鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)※2、
    先天性後鼻孔閉鎖(せんてんせいびこうへいさ))
    ※1:外傷や発育段階で鼻が左右いずれかに曲がり変形すること)
    ※2:鼻中隔の軟骨の発達が頭蓋骨を構成する骨の成長よりも早いことが原因で湾曲する。
       成人の8割以上にみられる)
  • 鼻粘膜の炎症(アレルギー性鼻炎、慢性鼻炎、かさぶた、鼻くそ、湿疹や異物など)


  鼻炎
   

いわゆる「鼻炎」とは、大きく下記の3つがあります。

  1. 急性鼻炎
    「鼻かぜ」と言われているのがこの急性鼻炎です。原因は主にウイルスによる感染です。
    初期は水のような鼻水とくしゃみの症状が現れ、それが数日続くと水のような鼻水に粘り気が出始め、それが鼻の中にたまります。鼻の中に鼻水がたまり炎症が起きると、鼻の粘膜が腫れて鼻が詰まります。
    治療には対処療法として消炎薬や解熱鎮痛薬、抗菌薬が用いられますが、安静を心がけ、また空気の乾燥を防ぎます。
  2. 慢性鼻炎
    鼻水と鼻づまりが長期間にわたって続きます。原因は急性鼻炎の慢性化や、鼻中隔が曲がり左右の鼻腔の広さに差ができて広い方の鼻甲介粘膜(びこうかいねんまく)が腫れて発症するケースもあります。
    治療には血管収縮薬の点鼻薬を用います。ただし使い過ぎによる薬剤性鼻炎を発症することがあるので、使用方法を守りましょう。また鼻腔の状態によっては手術による治療を行うこともあります。
  3. アレルギー性鼻炎
    アレルギー性鼻炎は、ハウスダストやダニ、花粉など体にとっては異物である抗原(アレルゲン)を鼻の粘膜から吸入することによって体の中に抗体ができ、何度か抗原を吸入しているうちに抗体が増え、やがてアレルギー症状が起こってくる病気です。 アレルギー性鼻炎には、通年性アレルギー性鼻炎と季節性アレルギー性鼻炎とがあります。通年性アレルギー性鼻炎のアレルゲンは、ハウスダストやダニ、ペットの毛、カビ、などで、一年中症状があります。もう1つの季節性アレルギー性のアレルゲンは、スギ、ヒノキ、ブタクサなどの花粉で、花粉症とも呼ばれます。花粉症の場合、目のかゆみ、涙目など目の症状を伴う場合が少なくありません。
    治療には、原因を特定し、薬物療法、減感作療法、手術療法などが用いられます。

  副鼻腔炎(蓄膿症)
   

急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎があります。鼻づまり、黄色く粘り気のある鼻水(初期症状は水っぽい鼻水)、これらをともなう頭痛・発熱、悪寒、眼痛などの症状があらわれます。これが慢性化したものが慢性副鼻腔炎で、「蓄膿症」として知られています。
原因は、鼻腔や副鼻腔の粘膜へのウイルスや細菌の感染です。風邪をひいたときに起こった鼻腔の炎症の波及、扁桃炎や虫歯からの細菌感染が原因であることもあります。

急性副鼻腔炎の治療は、炎症薬、膿の排出を促す薬を用います。副鼻腔の換気と排泄を促す「ネブライザー療法」(抗菌薬やステロイドを鼻から吸い込み副鼻腔に送り込む治療方法)なども有効です。
慢性副鼻腔炎となった場合は、鼻水の吸引、副鼻腔の洗浄、薬物治療が行われます。症状が重い場合や症状が長期にわたって続く場合は内視鏡下副鼻腔手術や、鼻中隔湾曲症など鼻の変形がある場合は、矯正手術を行います。

ただの鼻づまりとあなどらず、医療機関を受診しましょう。

参考:健康Salad


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