突発性難聴
 


 

難聴には様々な種類があります。まずは難聴がおこる時期によって「先天性難聴」と「後天性難聴」に分けられます。また症状では、低音が聞きにくい、高音が聞きにくい、母音は聞き取れるのに子音が聞き取りにくいなど、様々です。

ここでは、近年増加傾向にある「突発性難聴」をご紹介します。 最近では、芸能人が発症した報道で、この病名を耳にすることが多くなりました。



  突発性難聴の症状
   

ある日突然、明確な原因も思い当たらないのに、聞こえが悪くなります。
雑音が入ったり、耳が詰まった(こもった)感じ、耳鳴り、めまいや吐き気をともなうこともあります。  一般的には40〜50歳代に多い症状ですが、こどもや高齢者にもみられます。


  突発性難聴の原因 ー 現代病?
   

突発性難聴の原因は不明です。
ストレスや疲労、内耳の循環不全、ウイルス感染が原因であると考えられていますが、明確な原因はわかっていません。ただ、近年患者数が増加傾向にあること、食生活や生活習慣の調査結果からは、忙しく、不規則でストレスフルなライフスタイルが、発症の引き金になっていると考えられています。

厚生省研究班を中心に行った突発性難聴の全国受療者数の調査によると、1993年は人口100万人あたり192.4人でしたが、と2011年には275人と、約1.5倍に増加しました。
あふれる情報、スピーディーでリアルタイムな進行が求められる現代社会の中で、偏った食事や睡眠不足、心的・肉体的ストレスと疲労が重なり発症したのではないかと考えられますが、いずれにしても明確な原因はわかっていないのが現状です。


  突発性難聴の治療
   

治療は耳鼻咽喉科で行います。
治療用方法としては、ステロイド薬、循環改善薬、代謝賦活(ふかつ)薬、ビタミン剤などを用います。他にも、星状神経節の神経ブロック(交感神経を抑制して痛みの伝達をブロックする)や、高気圧酸素療法(高気圧環境かにおいて高濃度の酸素を吸入)なども行われます。

突発性難聴は早期治療が大切です。
発症から10日以上が経過すると、聴力が回復する可能性が低くなるといわれています。
症状があらわれたら、すぐに医療機関へ。


  「ヘッドホン難聴」「騒音性難聴」にもご注意を
   

携帯できる音響機器の普及で、ヘッドホンをして音楽を聞く機会が増えました。しかし大音量で長時間ヘッドホンを聞くことで、「騒音性難聴」や「ヘッドホン難聴」の患者も近年増えています。

騒音性難聴は、長時間の騒音に繰り返しさらされることにより、耳鳴りがおこります。工場やパチンコ店など長期間働いて、徐々に聞こえが悪くなることから、職業性難聴とも呼ばれます。

ヘッドホン難聴は、高い音の音楽を、大音量で聞くことが原因とされています。

これらの難聴は、耳に大きな負担をかけることで、音の振動で蝸牛(カタツムリの殻のような形の内耳の器官)の血液が滞ったり、感覚細胞の一部が脱落することで発症します。
この場合の難聴は難しいので、日頃から耳を休ませる時間をもつなど、予防を心がけることが大切です。

参照
エンパワーヘルスケア「健康Salad」


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