うっかり日焼けしてしまったら? 日焼け後のお手入れと日光皮膚炎
 


  今年は例年に比べて梅雨明けが早く、早くも記録的な猛暑日、そして世の中節電モード。こんな時は海へ山へ!とアウトドアを楽しむ人、お祭りや旅行などの行楽へ出掛ける人も多いでしょう。さて、外に出るとなると私たちを悩ませるのは紫外線。最近は、オゾン層の破壊によって、紫外線の有害作用が問題になっています。紫外線を過剰に浴びると、皮フの免疫力の低下、発ガン作用、シミしわの増加など関係します。紫外線は、5月〜7月、お昼前後が最も多いとされています。 日焼けの面積が広い場合は、入院が必要になることもあります。
今回は、日焼けの対処方法と、やけどと同じ程度の日焼け・日光皮膚炎をご紹介いたします。

  日焼け後のケア
   

日焼けはしないにこしたことはありませんが、日常の中でどうしても日焼けをしてしまうこともあります。

まず、肌が火照るようなら、カーマインローションなど、火照りを鎮めるのケア商品を肌に存分に塗ります。これを放置しておくと、肌がカサカサになってしまいます。なお、火照りがあまりにひどいようなら、ためらわずに皮膚科を受診して下さい。

ひどい日焼けをした皮膚は、早めの治療が大事です。熱を帯びてヒリヒリした患部に冷たい水を含ませたタオルなどをあてがいます。
治療薬は皮膚の痛みや炎症に応じて、非ステロイド性消炎鎮痛薬や副腎皮質ステロイド薬を使います。日焼けが広範囲に及んでいたり、痛みが強すぎて軟膏を塗ることができない時は、スプレータイプの薬を使う場合もあります。日焼けした皮膚は数日のうちに自然に治りはじめますが、完全に元の状態に戻るには数週間かかります。炎症が治まった後も、皮膚は乾燥した状態になっているので、化粧水や乳液などで水分と油分を補うことが必要です。

また水ぶくれができる場合があります。水ぶくれが破れたら、入浴後消毒し、清潔にしましょう。感染をおこすと治りにくくなります。冷シップは水ぶくれが破れることがあるので、氷枕やアイスパックなどで冷やす方がよいでしょう。

  日光皮膚炎とは
   

「日光皮膚炎」には、日光を浴びて皮膚が赤くなったり褐色になったりする「日焼け」と、日光に当たることで皮膚炎を誘発する「光線過敏症」の2つがあります。いずれも太陽にさらされた皮膚が紫外線(UV)の刺激を受けることで起こります。

紫外線とは太陽の光に含まれる電磁波のことで、波長の長い紫外線Aと波長が短い紫外線Bとがあります。波長の短いものほど大気中の酸素やオゾン層に吸収されてしまい、紫外線Bも大部分がそうなるため、人間が浴びている紫外線の90%以上は紫外線Aで、残りの10%弱が紫外線Bになります。その中で地上に届く紫外線A波とB波が主に「日光皮膚炎」の原因となります。

日焼けは、日光に長く当たったという経過、境界がはっきりした炎症、露出した部分の赤み、もしくは水ぶくれという症状から容易に診断ができます。皮膚が露出した部分だけに発疹ができた場合は光線過敏症を疑います。日焼けをしてしまったら、まずは上記のケアをし、皮膚科を受診しましょう。


  日焼けの防止策
   

大切なのは日焼けを防止すること。

[外出する時間帯]
1年中で紫外線量がもっとも多い時期は4〜9月。1日のうちでは午前10時頃〜午後2時頃。外出するならば、できるだけこの時間帯を避けましょう。 無理なようなら外出する際は、日傘やつばの広い帽子、サングラス、長袖の上着などで肌を露出しないように注意しましょう。 また、海水浴など戸外に出かけたときだけではく、普段、外出したり、洗濯物を干したりするときも、日焼け止めを塗るといいでしょう。日焼け止めは、汗で流れ落ちることなどがありますので、3〜4時間ごとに塗り直す必要があります。

[屋内での日焼け予防]
紫外線は窓ガラスをすり抜けて部屋に降り注ぎます。そのため、部屋の日差しが強い場合は、窓のそばから机を移動させる、窓ガラスに紫外線をカットするフィルムを張る、軒にひさしをつける、などいろいろ工夫してみましょう。

[サンスクリーンの利用]
日焼け止めにはさまざまな種類があり、日焼け止めのパッケージに記されているSPF値(紫外線防護係数)が高いほど効果があると思っている人も少なくないようです。しかし、SPF値が高すぎるとアレルギー反応が起きる恐れもあるので、普段の生活で使う場合はSPF値15程度のもの、海水浴などのときはSPF値30前後のものが適当です。

SPF値 PA値
0〜12 … UVB防止効果がある 
13〜29 … UVB防止効果が高い
30以上 … UVB防止効果が非常に高い
※注意 SPF値が高いと、肌がかぶれたりアレルギー反応を起こしたりする場合があります。
PA+ … UVA防止効果がある
PA++ … UVA防止効果が高い
PA+++ … UVA防止効果が非常に高い
※注意 PA値が高いと、肌が乾燥しやすくなります。

[ビタミンC,E,βカロチンが含まれる食品を摂取する]
紫外線によるシミやしわ、皮膚がんなどにならないようにするには、活性酸素の働きを抑えるような食材を食べると効果的です。活性酸素の働きを抑える食材には、果物などに豊富に含まれるビタミンC、大豆などに多く含まれるビタミンE、ほうれん草などに多いβカロチンなどがあります。普段の食事で不足しがちなら、サプリメントで補うのも賢い方法です。


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