私は54年前、精神科医療が殆ど進んでいなかった頃精神科医となりましたが、その時から「人は人ごみの中で、人と人とがこころをかよいあわせながら生きていかねば幸せではない」「精神や老人の病気は、医療チームと本人とその家族の三者協力体制がなければ診療はできない」と信じてきました。そのため46年前、住宅街で駅が近く、交通の便のいい現在地にささやかな病院をつくりました。
この38年前、分院稲城台病院(418床)を開設しました。院内に患者さんの運営する喫茶店“日本海”、歯科治療室もつくりました。いいと思うことはすぐ何でもやりました。
入院治療だけではだめだと31年前、日本ではじめて精神の授産施設、創造印刷・創造出版(定員50名)をつくりました。8年前、デイケアつつじヶ丘クラブ(定員50名)、5年前、地域生活支援センター希望ヶ丘(定員80名)、3年前、援護寮粋交舎(定員20室20名)をつくりました。
今日、私どものグループは職員431名の大部隊になりました。職員は一人残らずまじめで患者さんが好きであたたかい人たちです。どうぞ私たちに力を貸して下さい。
平成15年7月 院長 山田 禎一 |