《増加している大腸がん》
日本人がんの中で特に急増しているのが大腸がんです。20年間で2倍以上に増え続けています。
女性の場合は現在死因の第1位です。男性は現在第4位です。
数年後にはトップになると予想されます。
大腸がんは早期であればほぼ100%近く完治しますが、一般的に自覚症状はありません。
したがって無症状の時期に発見することが重要です。
《大腸がん発見のために》
大腸がん検診の代表的なものに便潜血反応があります。この検査で陽性者の約4%に大腸がん、
約30%にポリープが見つかります。無症状の大腸がん発見にはこの検査を受け、
陽性なら二次検査として大腸内視鏡検査等を受けられることが必要です。
しかし大腸がんがあっても陰性の場合が希にあります。
そこで以前大腸がんやポリープなど大腸の病気をされた方、
自覚症状(便に血液が混じる、 腹痛がある、
便秘または下痢が続く、便が細い等)のある方、がん家系の方、大腸がんの心配の方などは
大腸検診として大腸内視鏡検査を受けられることをお勧めします。
《大腸ポリープ》
大腸ポリープは腸の粘膜にできるイボの様な腫瘍です。
ほとんどは良性ですが切除して調べてみると中にがん細胞が見つかることがあります。
また将来がん化するものもあります。
大腸ポリープは便潜血反応陰性のことが多いのでその発見のためには大腸内視鏡検査を受けられることをお勧めします。
大腸の病気が御心配になられましたら当クリニックに御相談ください。
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