今月は「網膜血管が閉塞する病気」
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今月の眼の話題
マーク網膜血管が閉塞する病気  NEW!

網膜動脈閉塞症網膜静脈閉塞症
網膜の血管には、血液が入ってゆく動脈と出てゆく静脈があります。それぞれの血管が詰まってしまうことがあります。



○網膜動脈閉塞症
網膜を栄養している動脈が詰まって閉塞してしまう病気です。中心の動脈で閉塞が起こると、突然眼が見えなくなります。また動脈の細い枝の部分で詰まると、その部分に相当する視野が欠けます。まれですが、徐々に症状が進行し、しだいに見にくくなる場合もあります。原因は不整脈で血栓がおこる、頚動脈などから動脈硬化で起こったプラークが飛ぶなどです。眼底では、閉塞した動脈流域の網膜が白く濁ってむくみます。また一時的に閉塞して見えなくなり、再開通してまた見えるようになることもあります。血栓が脳血管に詰まると脳梗塞になりますが、この病気は網膜血管に詰まった場合になります。

網膜静脈閉塞症
網膜から出てゆく血液が流れる静脈が詰まった場合です。流域の網膜に出血してきます。網膜の視力の中心に出血がかかると視力が障害されます。
原因は網膜静脈内に動脈硬化が原因で血管がしだいに硬く細くなり、ついに閉塞してしまうことで、症状の出方は動脈閉塞に比べてゆっくりです。
中心の太い静脈が閉塞すると、ほとんどものが見えなくなることもあり、また緑内障などを引き起こすこともあるので、注意しましょう。出血が吸収されるのを待ちながら、合併症の治療をします。黄斑部にむくみ(浮腫)がおこると視力が下がりますので、硝子体注射などで治療することがあります。

○網膜血管閉塞症の予防
高齢者に多い病気ですが、不整脈があるひとは若くても動脈閉塞をおこすことがあります。食生活に注意して、動脈硬化を起こさないようにすること、血圧のコントロール、健診などで心電図をチェックすることなどが大切ですね。

マーク飛蚊症網膜剥離



○飛蚊症とはなにか?
視界に黒い影が見えて、眼を動かすとふわふわと蚊が飛ぶように動き回る症状を飛蚊症と言います。

その原因は、眼の中にある硝子体に濁りがあり、その濁りが網膜に影を映すことにより起こります。
飛蚊症は若い人にも起こりますが、加齢によって起こる場合は特に注意が必要です。
年齢が50〜60代になりますと、上の図のように眼の中の硝子体が収縮して縮んでくることがあります。
このときに硝子体の中に濁りが出てきます。多くは糸状やリング状の形をしています。時にこの硝子体が網膜と癒着していることがあり、硝子体が網膜を引っ張って、傷を付けて網膜に穴があくことがあります。また穴が開くときに網膜の血管を傷つけて出血することがあります。 このように硝子体の濁りや出血が影になって、蚊が飛ぶような飛蚊症を起こします。

飛蚊症網膜剥離
網膜に裂孔が出来ると、その孔から眼内の水分が侵入し、網膜がはがれてしまう網膜剥離になることがあります。網膜裂孔の段階では、レーザー光を用いて網膜を固める光凝固で、網膜剥離を予防することができますが、網膜剥離をいったん起こしてしまうと、大掛かりな手術が必要になります。飛蚊症は網膜剥離の前兆のことがあります。
視界に黒いものが飛ぶ飛蚊症を自覚したら、早めに眼底検査をした方がよいでしょう。

マーク目薬のさし方

○アカンベー法
目薬のさし方1
片手の指で下まぶたを下げて上を向き、目薬を1滴下まぶたの上に落とす一般的なやり方です。
○ゲンコツ法
目薬のさし方2
指が不自由な方は、親指を中にしてゲンコツを作り、眼の下にゲンコツを当て、下まぶたを下に引き、ゲンコツの上に目薬を持った手を置き、目薬を下まぶたの内側にさします。
○お子さんへの目薬のさし方
通常お子さんの下まぶたを下げ、目薬を1〜2滴ぐらい点眼します。この時目薬の先端が眼やまつ毛に触らないようにしましょう。嫌がるお子さんの場合は、お子さんの頭を優しく固定します。どうしても点眼中に眼をあけることができないお子さんの場合は、目頭の部分に目薬を滴下します。そのままの姿勢で眼を開けたり閉じたりパチパチさせていると、自然に目薬が入っていきます。

〈目薬がさせない場合の点眼法〉
目薬のさし方3


老眼(ろうがん)の真実

○老眼は、誰にでも起こる。
老眼とは加齢によって眼が調節力を失った状態です。
加齢によって眼の中のレンズに当たる水晶体が弾力を失い、硬くなってさらに少し大きくなるために、眼の毛様体の筋肉が緊張しても水晶体が厚くなることができなくなります。その結果、眼のピント合わせができないため、近くが見にくくなります。この状態を老眼と呼んでいます。
これは個人差がありますが、誰にでも起こります。

○老眼の症状は何ですか?

老眼は年齢とともに進行します。40歳ぐらいで始まり、60歳ぐらいになるとほとんど調節力がなくなるといわれています。老眼になり始めのころは、新聞の字がぼけて見にくくなるが、少し離せば見える、明るくない所で書類を読むのと、ひどく眼が疲れる、デスクから眼を上げて窓の外を見ると最初はぼんやりとしか見えないがしばらくしてはっきり見えるようになってくる、頻繁に眼が疲れ、頭痛や肩こりがといった症状が出てきます。

○近視の人は老眼にならないといわれていますが?

水晶体の加齢は近視の人でも起こります。近視の人は元々近くが見えますので、老眼になっても近方視力はある程度保たれますが、決して老眼にならないわけではありません。遠方視のための眼鏡を掛けたときは、近くが見えにくくなります。また近視の人がレーシックなどの屈折矯正手術を受けた場合は、老眼になると近方が見にくくなります。逆に遠視の人は、常に調節してピント合わせをしているために、早い時期に老眼症状が起こります。

○老眼の予防と治療は?
老眼の確実な予防法は今のところありません。水晶体の老化予防は白内障の予防と共通していると思われますので、バランスの良い栄養、適度の運動と睡眠、またルテインやDHAなどの抗酸化栄養素を摂ると良いと思われます。
老眼の治療は、まず眼鏡を掛けることですね。近用めがね(老眼鏡)、遠近両用めがね、累進多焦点レンズ、中近めがね、近近めがねなどさまざまな眼鏡が選択できます。
まぶたと肩こり


○加齢性眼瞼下垂の症状
まぶたが年齢と共に下がってしまう「眼瞼下垂」が起こることがあります。これはまぶたの中にある瞼板という組織とまぶたを挙げている眼瞼挙筋の腱が外れてしまうためです。このため瞼を挙げるために、おでこにある前頭筋という筋肉が収縮して、瞼を挙げようとします。この状態が長く続くと眉毛が上がり気味になり、おでこに深い横皺が出来てきて、険しいか顔つきになります。 前頭筋が収縮すると同時に後頭筋も収縮するために、頭にある筋肉のほとんどが緊張して、その疲労から頭痛が起こります(筋緊張性頭痛)。また首や肩にある僧帽筋などの筋肉が収縮して、顔を上げてものを見やすくしようとしますが、その結果、首や肩の筋肉が疲れて、頭痛や肩こりを起こします。また眼瞼のセンサーが反応して、全身の交感神経が緊張して、頭痛や冷え症、その他さまざまな体の異常を起こすことがあります。
これらの症状は、手術をして瞼を挙げることで治ります。

○新しい眼瞼下垂の手術
当医院では、山梨県で初めて炭酸ガスレーザーを用いた眼瞼下垂手術を行っております。従来の手術法よりも短時間で行うことが出来、20〜30分で終ります。 手術は健康保険が使えます。手術はすべて院長が行っています。
まぶたと頭痛・肩こり 


○加齢性眼瞼下垂の症状
まぶたが年齢と共に下がってしまう「眼瞼下垂」が起こることがあります。これはまぶたの中にある瞼板という組織とまぶたを挙げている眼瞼挙筋の腱が外れてしまうためです。このため瞼を挙げるために、おでこにある前頭筋という筋肉が収縮して、瞼を挙げようとします。この状態が長く続くと眉毛が上がり気味になり、おでこに深い横皺が出来てきて、険しいか顔つきになります。 前頭筋が収縮すると同時に後頭筋も収縮するために、頭にある筋肉のほとんどが緊張して、その疲労から頭痛が起こります(筋緊張性頭痛)。また首や肩にある僧帽筋などの筋肉が収縮して、顔を上げてものを見やすくしようとしますが、その結果、首や肩の筋肉が疲れて、頭痛や肩こりを起こします。また眼瞼のセンサーが反応して、全身の交感神経が緊張して、頭痛や冷え症、その他さまざまな体の異常を起こすことがあります。
これらの症状は、手術をして瞼を挙げることで治ります。

○新しい眼瞼下垂の手術
当医院では、山梨県で初めて炭酸ガスレーザーを用いた眼瞼下垂手術を行っております。従来の手術法よりも短時間で行うことが出来、20〜30分で終ります。 手術は健康保険が使えます。手術はすべて院長が行っています。
ドライアイ

ドライアイの症状は?
眼の水分が足りなくなってドライになり、さまざまな症状を起こす状態をドライアイといいます。
 眼がゴロゴロする、乾く感じがして痛い、しょぼしょぼする、眼が変に疲れるなどさまざまな症状を起こします。エアコンや扇風機の風に当たると眼が開きにくくなって乾く、お風呂に入ると少し楽になる場合が多いようです。

ドライアイの原因は?
 涙の分泌量が少ないことが、第一の原因です。涙は1日に1〜2cc涙腺で分泌されますが、現代人はその量が減っているようです。それに加えてエアコンや冷暖房の発達により、眼が乾燥しやすい環境になりました。
 涙は3層構造をしているといわれており、表面が蒸発を抑える油の層、内側が涙を均一に広げる粘液の層です。涙の油を作るまぶたの分泌腺や、粘液を作る結膜の健康が障害されると、涙が不安定になり、ドライアイの症状が起こります。


眼球の表面からの蒸発亢進
 ・空気の乾燥
 ・瞬きが少ない
 ・油層の減少

油層の減少
 ・マイボーム腺の異常
 ・瞬きの減少、不完全による分泌低下

水層(涙液)の減少
 ・蒸発の亢進
 ・瞬きの減少、不完全による分泌の低下
 ・涙腺の異常(シェグレーン症候群)
 ・コンタクトレンズによる乾燥、および
  角膜知覚低下による分泌低下

ムチン層の減少
 ・結膜上皮障害
 ・結膜炎


自律神経とドライアイ
 涙を分泌している涙腺は自律神経にコントロールされています。自律神経は交感神経副交感神経があり、交感神経の緊張が強いと涙の分泌が減ります。
 まぶたがたるんで下がる加齢性眼瞼下垂症では、まぶたを上げようとして交感神経が緊張してドライアイになることがあります。
 また強い『冷え症』が持続するとドライアイ症状が起きることがあります。
 また強いストレスがあるとドライアイになりやすいと考えられます。


マーク眼科と漢方

○病〜形あるもの
 病気の多くは、眼で見ることができます。
たとえば白内障があって見にくい場合、それを顕微鏡で確認することができます。また眼底出血がある場合、写真に撮ることができます。このように病気の多くは、体の一部が眼に見える形で変化することでおこります。またそれが眼に見えない場合、見えるように描き出せるために、レントゲン撮影を始め、CTやMRIなどでその原因を形で確認することができるように医学は進歩してきました。
 そしてその原因を取り除くことで病気がなおります。たとえば白内障は、手術をしてその濁った水晶体を人工の透明な水晶体に取り替えることにより、治すことができます。また薬も進歩し、さまざまな病気を治療することができるようになりました。私たちは病気を的確に治せるよう努力を続けております。
○病〜形なきもの
 しかし全ての病気が、眼で確認できる訳ではありません。写真にも写らない、レントゲンやCT、MRIでも分からない、血液検査でも原因が分からないという病気がまだたくさんあります。また形が分かっても、その原因が分からない病気があります。さまざまなつらい症状があるのですが、その原因が分からないという場合も多くあります。
 病気の原因は形あるものばかりではありません。眼に見えない自律神経や心のバランスが崩れることによって、体や眼の調子が悪くなることがあります。
  眼の病気では、ストレスによってあたかも近視の状態になってしまう調節緊張症が代表でしょう。
眼瞼が下がってしまう眼瞼下垂が、疲れ眼や肩こり、頭痛の原因になることもあります。
 神経のバランスを整えたり、病気の原因が分からない症状などに、昔から伝わる漢方薬が良く効く場合があります。
○病気を治す
 病気の原因を探して眼で見えるようにすることは大切なことです。手術などで治せるものは治しましょう。しかし症状により体の機能を調整する漢方薬などが良い場合もあります。これら両方の治療を上手に組み合わせることが大切です。


マーク出血しない手術をめざす

出血するのはあたりまえ?
 今ではさまざまな病気のお年寄りが増え、ワーファリンやアスピリンなどの血液が固まりにくくなる薬を飲んでいる方が大変に多くなってきています。今までの手術は、メスで切ったり針で縫ったりするときに出血するのは当たり前だと思われてきました。またどのような手術をするにしても、出血が多いと時間がかかり、それに伴って痛みも多くなります。当医院では、いかに出血を少なくし、時間が短く、痛みや腫れの少ない手術を行うように努力を重ねてまいりました。

レーザー眼瞼手術とは?
 今まで眼瞼(まぶた)の手術は、メスで大きく切開をしていたため、出血が多く、時間がかかりました。このたび、当医院では、最新型の米国ルミナス社製・炭酸ガスレーザー装置を導入し、手術を行っております。
 このレーザー装置を用いると、ほとんど出血のない手術を行うことが出来ます。
 したがって、手術時間が短縮でき、痛みも少なく、手術後の腫れも最小限におさえることができます。また狭心症や脳梗塞の予防に血液の凝固を押さえるワーファリンやアスピリンなどの薬を飲んでいる方も、最小限の出血で手術をすることが出来るようになりました。
 特にまぶたが下がって物が見えにくい、肩こりや頭痛の原因になる眼瞼下垂などの手術が20〜25分という短い時間にできるようになりました。
 またその他「逆さまつげ」の手術など、ほとんどのまぶたの手術が炭酸ガスレーザーにて行えるようになりました。
2009年1月 萩原眼科医院


マーク自律(じりつ)神経(しんけい)と眼

自律神経とは何?
 私たちの体は、さまざまな神経によって支配され、コントロールされて生きています。
たとえば食べ物を食べた時には、私たちが意図しなくても、胃や腸が動き始めます。また走ったり運動すると、心臓の鼓動や呼吸が速くなります。
 このような体の動きは、私たちが自分の意志で起こしているのではなく、自然に起こるものです。このように、私たちが自分で意図しなくても、体を自動的に変化させる神経を自律神経と呼びます。
 自律神経は2つの相反する神経が、お互いに反対の働きをすることで成り立っています。
 その1つが交感神経と呼ばれるもので、これは緊張が強い時に働き、言って見れば戦いのための神経と言って良いでしょう。  もう1つは副交感神経と呼ばれるもので、これは安静のときに働き、言って見ればお休みの神経と言って良いでしょう。
 この2つの神経がバランスを保って人間は生きていますが、このバランスが崩れるとさまざまな体調不良を起こします。
自律神経と眼
 自律神経は眼にもさまざまな働きをしています。
たとえば近くの物を見る時に、副交感神経が働いて、自然にピント合わせが行われます。
 またまぶたの中の筋肉には、交感神経が働いていて、まぶたを上げています。
 これらの神経のバランスが保たれなくなると、眼や体にさまざまな症状が現れます。
 たとえばストレスがあるとき、子供は副交感神経が強くなりがちです。その結果、見かけ上近視が強くなって視力が落ちてしまう調節緊張症になることがあります。
 またまぶたを上げている筋肉である眼瞼挙筋が年齢と共にたるみ、まぶたが下がってくる眼瞼下垂の場合、まぶたを上げようとして交感神経が緊張するため、眼の他の全身の交感神経まで緊張して、頭痛、肩こり、冷え症、不眠などさまざまな症状が起こることがあります。
 これらの症状を治すために、その原因を除去する必要があります。ストレスをなくし、適当な目薬を使うなどです。また眼瞼下垂は手術で容易に治すことが出来ますので、これらの症状がある場合、当医院にご相談下さい。
2008年12月 萩原眼科医院